医大生の考えるニキビ治療

ニキビがひどい人はたいていが脂性ですが、もとを質せば原因は乾燥にあります。

水分が足りていないため、肌が乾燥を防ごうとした結果、皮脂腺から脂が分泌されます。

なので、正しい洗顔と保湿を行うことが最も大切です。

できるだけ刺激の少ない洗顔料と、殺菌効果のある洗顔料の２つを使い分けることをお勧めします。汚れを落とすのが目的なので、特別高価な物を使っても大して効果はありません。

刺激の少ない洗顔料とは、着色料・香料が入っていないのはもちろんですが、天然由来のナントカとかが入っていない物が良いでしょう。自然にも刺激物やアレルゲンはいくらでもあるので、余計なものはない方が無難です。

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殺菌効果がある洗顔料とは、いわゆるニキビ用のもので良いと思いますが、やはり着色料・香料のキツい物は避けましょう。

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洗顔回数は１日２回＋汗をかいたとき、くらいがベストです。ニキビ用洗顔料は１日１回までにして、あとは低刺激の洗顔料を使いましょう。肌を傷めるので洗いすぎには注意です。

また、洗顔ネットの使用をお勧めします。泡立ちが良くなり肌の負担も減りますし、時間の短縮にもなります。

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そして、絶対に、スクラブ入りの洗顔料は使ってはいけません。タワシで肌をこするようなものです。ニキビがある人はスクラブだけは絶対に避けて下さい。

洗い方

洗顔ネットでできるだけキメの細かい泡を作り、水で濡らした顔を優しく洗う。鼻以外は皮膚が薄いので、ゴシゴシ洗わない。

念入りに流す。洗ったときの２倍の時間をかける。寒くても、水温はあまり上げない方が良い。

タオルは清潔な物を。何度も使うのはお勧めしません。

保湿は最重要です。たとえ男性であっても、化粧水だけはたっぷりと付けましょう。これも余計な物が入っていない、敏感肌用の物が良いと思います。どうせ皮膚から吸収なんてほとんどされないので、高価な物は必要ありません。

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乳液やクリームは肌の状態に合わせて選びましょう。冬場は必須ですね。

そして、外に出るときは日焼け止めをしましょう。

一般的な日焼け止めは、皮膚の上で化学反応を起こします。たとえSPFが低くても、ノンケミカルの物を選ぶと良いでしょう。

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私は男のため、化粧品についてはよくわかりませんが、毛穴に入ってしまう粒子の細かい物は良くないでしょう。また、化粧をしている時間はできるだけ少なくした方が良いと思います。

これ、一昔前に流行りました。

なんでも、洗顔料を使わずに水だけで洗顔すると、ニキビやらアトピーやらが改善すると謳っています。

理論的に考えるとどうも合点がいかない点が多いのですが・・。

「水洗顔で良くなった！」という内容がネットでは見られますが、私は水洗顔に関係なく軽度のニキビが治癒しただけでは？と懐疑的です。

実際、私も中１〜中２のときは洗顔料を使っていませんでしたが、酔っ払いフジツボはどんどん悪化していました。

さらに、水洗顔用と称した、高価な水を売るところも散見されます。

こういった民間療法には科学的な説明はおろか、効いたか否かの統計的な根拠も十分でないので、医大生として注意を喚起しておきます。

眞鍋かをりさんのCMでおなじみですね。強力な洗浄成分と殺菌作用が特徴です。

もちろん理論的には効果があるのですが、どうやら日本人には刺激が強いようですので、肌が弱い人は避けるべきでしょう。

また、もちろん医薬品ではないため、過度な期待は禁物です。

ニキビの原因は様々です。

まずは十分な睡眠、適度な運動、バランスの良い食事を心がけて下さい。

それから、消化器に問題がある場合、ニキビができやすいようです。便秘などがある方は、そちらの改善も試みて下さい。