医大生の考えるニキビ治療


外用薬

外用薬の必要性

いわゆる対症療法です。

できてしまったニキビを早く綺麗に治すために、塗り薬の力を借りましょう。

それぞれの薬の特性を理解して、正しく使うことが大切です。

なお、薬局で売っている塗り薬はお勧めしません。大変刺激が強いものが多く、効果もさほど期待できません。

抗菌薬 (ダラシンTゲル、アクアチムローション) (推奨度★★★)

保険適用なので、皮膚科で良く出される抗菌薬です。これだけで効く人もいるようです。

内服と違い、副作用が少ないのでお勧めです。人によってはやや刺激があるかも知れません。

使い方のポイントは、できるだけ小さい範囲に塗布することで、顔中にベタベタと塗ってはいけません。

特定のニキビに対して、集中的に使うと良いでしょう。

硫黄カンフルローション (推奨度★)

昔からありますが、効果がないばかりか肌が荒れる人が多いです。

ディフェリン (アダパレン) (推奨度★★★★)

ようやく日本でも認可が下りた、欧米ではスタンダードな外用薬です。皮膚科で処方してもらえます。

従来使われていたレチノイン酸よりも副作用が少なく、非常に優秀です。

認可されたのが最近なので私は使ったことはありませんが、肯定的な論文が多く発表されており、ようやく日本のニキビ治療が動き出した、と評される薬です。

ダラシンなどと併用すること良い効果が期待できるようです。

新しいニキビができにくくなる効果もあるようで、やや広めの範囲に塗布して用います。

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